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導入事例

TOTO株式会社

全社で利用可能なCAE基盤にレノボの高性能サーバーを多数採用。リモートグラフィックス技術との組み合わせによって端末や場所を選ばずに解析可能なCAE環境を実現。

概要


TOTO株式会社は、一般住宅から公共施設まで、さまざまな場所で使用されるトイレ、バスルーム、システムキッチン、洗面化粧台などの水まわり商品をトータルに提供している企業です。TOTO株式会社を中核とするTOTOグループは、創立100周年を迎える2017年に向けた長期経営計画「TOTO Vプラン2017」を策定し、その一環としてITへの取り組みもいっそう強化しています。

今回は、同社の商品開発を支えるCAE(Computer Aided Engineering)環境にリモートグラフィックス技術をいち早く取り入れ、全社共通のCAE基盤を構築しました。このCAE基盤は、仮想デスクトップ環境を提供するサーバーや複雑な計算処理を担う解析サーバーなどから構成されますが、これらのサーバー群にはレノボのデータセンター向けx86サーバー、インテル® Xeon® プロセッサー搭載『Lenovo System x iDataPlex』を採用しています。
同社は、この新しいCAE基盤を通じて各事業部の解析力をさらに底上げし、TOTO商品の品質向上と新しい価値創造につなげていくことを目指しています。また、将来の計画としてCAEだけでなく、3D CAD端末の仮想化も視野に入れています。

課題

TOTOは、これまでCAEワークステーションの導入や運用を各事業部に委ねていた経緯から、事業部ごとのあまり効率的でないワークステーション利用、開発業務にも影響を及ぼす煩雑な端末管理、不十分なデータ保全など、CAE環境に対する数々な課題を抱えていた。また、各事業部が異なるスペックのワークステーションを個別に導入していたため、それぞれの事業部間で解析力の違いも生じていた。そこで今回、長期経営計画「TOTO Vプラン2017」を推進するにあたり、商品開発の要となるCAE環境の抜本的な見直しを決断した。

ソリューション

CAE基盤を支えるサーバー群に、レノボのデータセンター向けx86サーバー『Lenovo System x iDataPlex』を採用した。また、3Dグラフィックス処理を必要とするCAEのプリポスト処理をセンター側で担う関係から、NVIDIA GRID™ K2ボードを搭載したサーバーも数多く配備している。

導入効果

CAEワークステーションを仮想化することで、データセンターに集約されたCAE基盤を全社で共用し、開発者が分け隔てなく高度な解析を行えるようになった。また、情報システム部門がCAE基盤を一元的に管理することで、事業部ごとの運用管理が不要になったほか、センター側へのデータ集約によって強固なデータ保護と災害対策も実現している。

お客様プロフィール

お客様

TOTO株式会社

所在地

福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1

創立

1917年(大正6年)5月15日

資本金

355億7,900万円(2014年3月現在)

従業員数

連結25,705名、単独6,769名(2014年3月末現在)

業務内容

住宅設備機器(キッチン、浴槽、洗面所、トイレ、パブリック向け商品)、新領域事業商品(環境建材、セラミック)の開発および製造

URL

http://www.toto.co.jp/

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