導入事例
戸田建設株式会社
戸田建設がBIM on VDIを導入
全国の工事現場にBIM活用の環境をオンデマンドで提供
“施工のフロントローディング”を一挙加速へ
- 業種 建築・建設
- キーワード 仮想化環境(VDI) , 建築設計 , ワークスタイル
- 製品カテゴリー サーバー
- 企業規模 大企業のお客様(1,000名〜)
概要
2021年に創業140周年を迎える戸田建設株式会社は、約4,000人の従業員を擁する総合建設会社です。同社は、日本の建設業界に共通する「就業者の減少/高齢化」という構造的な問題と対峙する中で、ITによる生産性向上に意欲的に取り組み、その一環として、「BIM(Building Information Modeling)」を推進しています。そんな同社が、BIMアプリケーションの稼働環境として導入したのがGPUの仮想化をサポートした仮想デスクトップ基盤(VDI)であり、それを支えるサーバーとして、インテル® Xeon® プロセッサーE5-2600 v4製品ファミリーを搭載したレノボのサーバー「System x3650 M5」を採用しました。このBIM on VDIによって、工事現場のPC/タブレットから、必要に応じてBIMアプリケーションが活用できる環境を整え、「施工のフロントローディング」という変革にドライブをかけています。レノボのサーバーは、そんな同社の取り組みを支える基盤として安定稼働を続けています。
課題
BIMを活用した建築施工のフロントローディングを推進する中、数多くの工事現場にBIMの利用環境を提供する必要性が高まった。ただ、そのためにハイスペックのタワー型ワークステーションを導入するのではコストがかさみ、運用管理も煩雑化する。また、タワー型ワークステーションは、会議の場や工事現場の各所に持ち運び、3Dモデルによる関係者間の合意形成や現場作業の効率化に役立てることができない。そこで、ロースペックのノートPCやタブレットでも、BIMアプリケーションが使えるようにする必要があった。
ソリューション
課題解決の手段として、仮想デスクトップ上でBIMアプリケーションを動作させる「BIM on VDI」ソリューションを選択。GPUカードの「NVIDIA GRID」を搭載し、VM上でもBIMアプリケーションを高性能/高信頼で動作させることができるレノボのサーバー「System x3650 M5」をハードウェア基盤として採用した。
導入効果
BIM活用に向けてハイスペックなタワー型ワークステーションを調達・配備する必要がなくなり、BIMを工事現場に展開する時間とコストが大幅に短縮された。また、サーバーサイドへのデスクトップ環境/BIMアプリケーションの集中化によって、ソフトウェアの運用管理の工数も必要最小限に抑えられたほか、各所の工事現場が手軽にBIMを体験できる環境が実現し、施工のフロントローディングの浸透・定着がスムーズとなった。
この課題を解決した製品・ソリューション
お客様プロフィール
お客様 |
戸田建設株式会社 |
---|---|
所在地 |
東京都中央区京橋一丁目7番1号 |
創業 |
1881年1月5日 |
設立 |
1936年7月10日 |
従業員数 |
3,968人(2017年3月31日現在) |
事業内容 |
①建築一式工事、土木一式工事等に関する調査・企画・設計・監理・施工、その総合的エンジニアリング、およびコンサルティング |
URL |