特集
現在、デザイン、設計、映像編集、データ解析、シミュレーションなど、高い計算処理能力を求められる領域でワークステーションが広く使われています。中でも製造業・建築業では、工数削減や属人化の解消、そしてデジタルツインをはじめとする高度なシミュレーションの実現が急務となっています。
さらに、動画編集やCG作成、そして3Dグラフィックスといったメディアプロダクションでも、作業効率化やクオリティアップが大きな課題になっています。Lenovoのワークステーションが、これらの高負荷な作業をどのようにサポートできるのかをWS &クライアントAI事業部の高木 孝之と服部 玄明が解説します。
ものづくり産業・
メディアプロダクションにおける課題
ものづくり産業3Dの活用範囲が広がり、高負荷な作業も増加
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2次元図面中心の業務では、着工開始後の問題発覚と手戻りが発生しやすく、現場に大きな負担がかかっています。これらの課題を解決する手段として、いま「3D」が大きく注目されています。
例えば、CADの分野では、設計や製図を平面上に表現する「2D CAD」が広く使われていますが、2Dの図面だけでは部品同士の干渉や設計不良を見落とす可能性があります。一方、立体的なモデルを作成する「3D CAD」では、3Dモデルに体積・表面積・質量・重心などの属性情報を付加できるため、設計の段階から部品同士の干渉を検証でき、手戻りや試作品作成の回数を減らすことができます。
建造物の3Dモデルをベースに設計を進める「BIM」や、物体の形や重さからどの部分に負荷がかかっているかを解析する「CAE」など、3Dデータを中心とした設計・解析も今後求められるでしょう。
さらに、さまざまなデータを統合して最適なルート設計をシミュレーションしたり、フォトリアルに見える製品設計だったり、デジタルツインをはじめとするAR技術の活用だったりと、3Dの活用範囲は急速に広がっており、その流れに乗り遅れないためにも、今後3Dシフトは重要になります。
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そのデータものづくり産業・クリエイティブ業務に最適
高負荷な業務にパフォーマンスを発揮するならLenovoのワークステーションで決まり!