特集
概要
FileWaveとは
Windows、macOS、iOS、Android、Chrome OSを一つの管理コンソールで一元的に管理する、UEM(統合エンドポイント管理)製品です。
FileWaveの機能全般
資産管理
・すべてのハードウェアとソフトウェアを把握、レポーティング
イメージ展開
・ADE(DEP)、ZTE等最新のゼロタッチ展開もサポート
ソフトウェア展開 (アプリ配布)
・必要なアプリやパッチ、スクリプト等、適切な場所に配布、構成する
リモート管理
・現地に訪問せずリモート操作ツール(TeamViewer)を利用し問題を特定、適切な対策を実施する
モバイル・デバイス・マネジメント(MDM)
・様々なポリシーを配信し、モバイル・デバイスによる生産性を最大限支援
・デバイスの特性に応じたセキュリティ管理を行う(アプリ配布)
主な管理機能
機能一覧(1)
Windows | Android | Chromebook | iOS | macOS | ||
---|---|---|---|---|---|---|
資産管理 | ハードウェア | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ソフトウェア | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
位置情報トラッキング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
ライセンス管理 | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 | |
ソフトウェア(アプリ)管理 | アプリ配布・削除 | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 |
ファイル管理 | ファイル配布・削除 | 〇 | - | - | 〇 | 〇 |
パッチ管理 | OS | 〇 | - | - | 〇 | 〇 |
アプリ | 〇 | - | - | 〇 | 〇 | |
利用制限 | プロファイル(ポリシー)配布 | △ *1 | 〇 | - | 〇 | 〇 |
イメージ(ゼロタッチ)展開 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
リモート操作 | TeamViewerの利用 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
カスタムフィールド | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
LDAP(*2)連携 | AD、OP 連携 *3 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
*1:Windows MDM による管理の場合は可能
*2:LDAP:Lightweight Directory Access Protocol
*3:AD=Active Directory、OP=Open Directory
機能一覧(続き)
Windows | Android | Chromebook | iOS | macOS | ||
---|---|---|---|---|---|---|
セキュリティ | リモートロック | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
リモートワイプ | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 | |
VPN設定 | 〇 | - | - | 〇 | 〇 | |
暗号化の強制 | - | - | - | - | 〇 | |
ジオフェンシング | - | 〇 | - | - | - | |
ADE(DEP)*4 | これらの機能はいずれもApple製品向けの機能です。 | Apple製品向けの機能のためWindows および、Android、Chromebookは該当しません。 | 〇 | 〇 | ||
VPP*5 | 〇 | 〇 | ||||
ABM/ASM *6 | 〇 | 〇 | ||||
Apple Configurator | 〇 | 〇 | ||||
動的構成プロファイル | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 | |
ポリシー管理 | スマートグループ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
スマートポリシー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
スケジューリング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
周辺機器検出 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
*4:ADE:Automated Device Enrollment(DEP:Device Enrollment Program)
*5:VPP:Volume Purchasing Program
*6:ABM=Apple Business Manager | ASM=Apple School Manager
主な管理機能(Windows、Mac)
様々なアイテムを配布するテクノロジー(特許あり)
・サードパーティー・ソフトウェア
・ドキュメント
・スクリプト
・フォント
・構成プロファイル
・ストア経由のアプリ
・パッチ配布
・Fileset Magic を通じたカスタムパッケージローカルおよびネットワーク越しのイメージング
デバイストラッキング(位置情報追跡)
Kioskモードを通じた、ソフトウェアのセルフサービス導入
主な管理機能(MDM)
-
Android および iOS デバイス、Chromebook の資産管理
Google Playストア や App Store を通じたアプリの配布管理
VPP(ライセンス管理)によるアプリ配布(iOS向けのみ)
構成プロファイルのサポートと配布
・制限(例:アプリストアやカメラの停止など
・有効化(例:メールやWiFi の事前設定など)
・全般(例:ホームの画面レイアウトやロック画面のメッセージなど)Apple社のクラスルームアプリのサポート(メンテナンス)
Kioskモードを通じた、アプリのセルフサービス導入
Apple社のVPPとADE(DEP) およびABM(ASM)の統合管理
デバイストラッキング(位置情報追跡)
セキュリティ(リモートロック、リモートワイプ)
その他の管理機能
ダッシュボード
・FileWave の管理サーバーの稼働状況把握
・収集したデータのグラフィカルなビュー
・アラートの仕組みRestful API
・FileWave の API を活用した外部プログラム開発データや認証向けの LDAP 統合機能(標準機能)
スケジューリングレポート
ネットワーク・ディスカバリー・ツール(非登録デバイスの検出など)
管理を自動化するためのコマンドラインツール
アプリやパッチ配信時のキャッシング機能
クライアントの機能
クライアントの登録
Windows および macOS の場合、FileWave クライアント(クライアント・エージェント)を導入することで、FileWave の管理サーバーにデバイスが登録されます
iOS(ADE[DEP]経由で登録されたmacOSも含む)や Android EMM はApple社やGoogle社のサーバーに接続したあと、FileWave のMDMサーバーと通信することでデバイスが登録されます
FileWave クライアントでできること
Kiosk アプリを利用して、セルフサービスでアプリやパッチなどをインストールできます
基本的に、それ以外の機能や設定は、管理者側で制御されます
1. タスクトレイなどからKioskアプリを起動
2. Kioskアプリから以下のアイテム等をインストール(導入)できます。
アプリ
パッチ
ブックのアイテム(ブック:Apple社製)
カスタムパッケージ
ドキュメント
スクリプト
FileWaveの管理コンソールの優位点(画面ショット)
FileWave は複数の OS を同じ画面で一覧で表示、管理可能です。
システム要件
FileWaveのシステム基本構成
-
FileWave Admin
(管理コンソール) -
FileWave Admin
(管理サーバー) -
Booster
(キャッシングサーバー) -
FileWave Clients
(クライアント・エージェント)
各コンポーネント
FileWave(管理サーバ)
・FileWave のメインコンポーネント。全体の管理機能を提供。クラウドおよびオンプレに対応しています。FileWave 管理コンソール
・システム管理者が管理サーバーを操作するために必要な管理ツールブースター(キャッシングサーバー)
・アプリやパッチのデータをキャッシングし、ネットワーク帯域への影響を抑制。
・また組織内のネットワーク環境に存在する非登録デバイスを検出するFileWave クライアント(クライアント・エージェント)
・Windows PC や Mac を管理するために必要なクライアント用のコンポーネント
FileWave 管理対象クライアント
-
FileWave バージョン 14 でサポートするクライアント
デスクトップOS:
・macOS 10.14、10.15、11・12(Intel および Apple Sillicon)
・Windows 10(1909以降)、Windows 11
・Windows server 2012 R2、2016、2019、2022モバイルクライアント
・iOS 14、15
・iPad OS 14、15
・tvOS 14、15
・Android 8 以降(EMMクライアント)
・Chromebook
FileWave ホスティング(クラウド)環境
FileWave ホスティングサーバーについて
AWS(Amazon Web Service)上にある、FileWave 社が管理する1つのクラウドサーバーです。
サーバーのアドレスや証明書は、FileWave 社によって提供され管理されます。
そのサーバー自体のすべてのアップデートは、FileWave 社によって管理されます。
サーバーの OS は、Linux CentOS で稼働します。
FileWaveサーバー・ソフトウェアに関わるすべてのアップデートはFileWave社のサーバー・運用チームによって実行されます。
FileWave 管理サーバー:仮想環境
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FileWave サーバは仮想化に対応(推奨)
・FileWave サーバ(ブースター および イメージングサーバも同様)の導入をシンプルにするソフトウェアベースの仮想アプライアンスを提供しています。提供している仮想アプライアンス
・VMware and VirtualBox (OVF)
・Hyper-V (VHD)
ハードウェア要件
Linux CentOS 7.9 x86_64
OS バージョン
Linux CentOS 6.10 x86_64、7.8 x86_64
・最も推奨する OSmacOS 10.14、10.15、11・12(Intel および Apple Sillicon)