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クリエイティブな仕事をパワフルに支える「ワークステーション」

"PC"や"パソコン"と呼ばれているものとは別に「ワークステーション」というコンピューターがあります。このワークステーションは、PCにはない特別な性能や、PCよりも高い性能を備えています。さらに、動作に対して高い信頼性と確実性を持ち、"大事な仕事をするための性能を持つコンピューター"といえるでしょう。

ワークステーションはプロフェッショナルの仕事をサポートする重要なツールであり、レノボの ThinkStation シリーズは、クリエイティブな現場での作業を支援するため、プラスαの特徴を数多く備えています。

ワークステーションの特別な性能

レノボのワークステーション「ThinkStation シリーズ」は、PCと同じWindows OSを搭載しており、基本的な操作は通常のPCと変わりません。ただし、性能については大きな違いがあります。サーバー用のプロセッサーや独立グラフィックス、ECCメモリー、拡張スロットなどを搭載できるところが、PCとは違うワークステーションならではの特徴です。

プロセッサー

主にサーバーに使われるインテル® Xeon® プロセッサーを搭載することができ、PCよりも一段高い性能を得られます。インテル® Xeon® プロセッサーは動作周波数が高く、コア数が多いだけはありません。止まることが許されないサーバーにも使えるよう開発されているため、酷使しても処理速度の低下につながる発熱が少ないのが特徴。容量の大きい高解像度データや3Dデータを編集しても、発熱によってパフォーマンスが落ちることなく、安定した動作で作業を進めることができます。

独立グラフィックス

一般的なPCが、プロセッサーに内蔵されたグラフィックスで画像や映像を表示するのに対して、ThinkStation シリーズはワークステーション用のグラフィックボード、NVIDIA Quadroシリーズをプロセッサーとは別に搭載することができます。3D処理や高度な動画処理の世界では、今や複雑な計算処理はGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)に任せることが常識。グラフィックデザインやフォトレタッチの現場においても、GPUを使うことでAdobe PhotoshopやIllustrator、Lightroomのパフォーマンスが向上します。特にグラフィック機能をフル稼働させるような画像や映像を編集する場合、内蔵グラフィックスを使うとメインメモリーの容量がたくさん使われ、コンピューター全体の速度が遅くなる場合があります。それを回避するために、独立グラフィックスを搭載し、画像や映像の処理を任せることで、全体のパフォーマンスを保つことができるのです。

ECCメモリー

ECCメモリーは、動作の誤りを検出して訂正する機能を持っています。通常メモリーのエラーは起こりにくいものですが、何らかの原因で誤動作があれば、プログラムの動作が止まってしまったり、計算結果が異なったりする可能性があります。計算結果が重要なワークステーションではこのようなことをなくすため、ECCメモリーを使えるように設計されています。

ワークステーションの高い性能

ワークステーションに搭載できるインテル® Xeon® プロセッサーには、コア数が4個を越えて8コアや12コアといった製品まであります。コアとはプロセッサーの中心部分であり、実際に処理を行うところ。コアの数が多くなるほど分担して並列処理ができるため速度がアップします。また、インテル® Xeon® プロセッサーは、メモリーの搭載可能容量も、PC向けプロセッサーとは桁違い。さらに、ハイエンドワークステーションであれば、このプロセッサーを複数搭載できるため、負荷のかかる処理を同時に行う3D処理や動画処理にも高速かつ安定した対応ができます。

また、ワークステーション用のグラフィックスは、拡張スロットに装着しますが、高性能なものではサイズも大きく、発熱や消費電力も大きくなります。そのため、ハードウェアが対応した設計になっていることが必要です。ThinkStation シリーズは、上位モデルになるほど電源を強化し、拡張スロットに装着したグラフィックスの熱も効率よく排出できる設計になっています。長時間にわたり、過酷な条件で安定動作が求められるワークステーションならではの設計と言えるでしょう。

一方、エントリークラスのワークステーションでは、省スペースモデルもご用意しています。フォトレタッチや2Dグラフィックデザインなどの現場では、省スペースモデルを導入することにより、従来のデスクトップPCと同程度のスペースで、ワークステーションの強力な性能を活用することができます。

さらに、レノボではモバイルタイプのワークステーション「ThinkPad Pシリーズ」もご用意しています。ビジネス向けノートPCとして実績のある ThinkPad シリーズにラインアップされた同モデルは、ノートPCの筐体にワークステーション用のプロセッサーや独立グラフィックスなどを搭載したモバイル・ワークステーションです。出張先やカフェなどでも場所を選ばずにデザイン作業をしたり、客先で打ち合わせをしながらその場で修正する、といった要求にも応えます。

  • デスクに置いても邪魔にならない小スペースモデル「ThinkStation P310 SFF」

  • ノートPCの筐体にワークステーション性能を詰め込んだ「ThinkPad Pシリーズ」

高い信頼性

さらに、ワークステーションの大きな特徴のひとつが、ソフトウェアの動作が保証されている点です。ThinkStation シリーズは、AdobeやAutodeskといった主要ベンダーのアプリケーションにおいてISV認証を取得しています。これは、クリエイターがお使いのアプリケーションが、レノボのワークステーションで安定的に動作することを証明するものです。

また、レノボでは通常のデスクトップPCやノートPCの標準保証期間が1年間であるのに対して、ワークステーションの標準保証期間は3年間の翌営業日オンサイト修理となっています。さらにLenovo Servicesが提供するアップグレードサービス(オプション)をご利用いただくことで、当日オンサイト修理(24時間365日)まで拡張することができ、お客様のご要望に沿って、より安心してワークステーションをお使いいただくことができます。

ThinkStationシリーズのISV認証状況
Lenovo Services

ThinkStation は長時間のクリエイティブな業務にも最適

3基のファンで各所へエアーの流れを誘導するTri-Channelクーリング

処理性能や信頼性だけではないのが、レノボのワークステーションです。たとえば動作中の音も重要な性能の一つです。

複雑な処理をしていると、どうしても熱が発生し、冷却ファンの音が大きくなりがちです。作業中にブーン、ゴー、といった動作音が聞こえると、クリエイティブな作業に影響が出ないとも限りません。そこで、ThinkStation では独自の静音設計により、ファンが高速で回転しても音は静か。風の抜け道まで緻密に計算された、排熱性能と冷却性能を両立する設計に基づいて作られています。

また、コンパクトモデルのワークステーションは、デスクの上に置くこともあるため、特に排熱性能と静音設計が重要です。ThinkStation P310 SFF は、筐体背面から出た熱風が向かい合う人に当たらないよう、風向きを2方向に変えるウインドデフレクターも備えており、細かいところまで気を配られたデザインになっています。

安定動作を支えるクーリングシステム

関連資料

「レノボ・ワークステーションが選ばれる理由」ご紹介用リーフレット(2.75MB)

「ワークステーションとPCの違いとは?」ご紹介用リーフレット(2.24MB)

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