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導入事例

ヤマハ株式会社

ヤマハとエイベックス、レノボの協業で実現した歌声変換技術「TransVox®」を用いて企画した「なりきりマイク®」がカラオケに革新的なユーザー体験を生み出す

概要

ヤマハ株式会社は、ボーカロイドの研究から派生して生まれた技術TransVoxを活用し、カラオケでリアルタイムに歌声を変換する実験を成功させました。それを受け2人の歌声のリアルタイム変換というより高度な検証「なりきりマイク VOLUME 2 Da-iCE」にチャレンジし、技術のさらなる商用利用の可能性を探りました。この実験のために高性能なエッジIoT端末「ThinkEdge SE30」を用いて信頼性、堅牢性の高い環境をレノボは提供し、ヤマハの音楽技術革新の取り組みを強力にサポートしました。


音楽技術を革新したボーカロイド技術
その派生となる音声変換技術のTransVoxを活用する新たなヤマハの挑戦

ヤマハは、音楽と音響機器の分野で世界をリードする企業です。

1887年にオルガン修理をきっかけに楽器製造事業を開始、1954年にはオーディオ機器の製造、1955年にはオートバイ事業に参入するなど多角化を進めました。

創業以来ヤマハは、音楽技術の革新に取り組んできました。その一環で生まれたのが歌声合成技術です。

歌声合成技術は「パソコンに歌詞と音符を打ち込むだけで歌声を出せる」ことが斬新かつ奇抜な技術、2000年から本格的な研究開発がスタートし2004年3月に歌声合成ソフト「ボーカロイド」を国内発売します。


ボーカロイドから派生して、歌声変換技術「TransVox」も開発されました。入力された歌声を分析し、全く別の人の歌声に変換するもので、当初は迅速な変換は難しいものがありました。その後も開発が続けられて進化し、ほぼリアルタイムな変換が可能となります。

この技術で歌手の歌声になりきって歌うことができれば、カラオケに新たな顧客体験が得られると考え、2022年8月に、一人の歌手の歌声を再現する「なりきりマイク」の第一弾実証実験を行い、2024年3月から第二弾でデュエットも可能な「なりきりマイク VOLUME2 Da-iCE」を実施しました。



課題

音声変換技術のさらなる商用利用の可能性を探っていたヤマハは、検証としてカラオケでの歌声変換ソリューションの有用性を実証。第二弾として2人の歌声をリアルタイムで変換するより高度な検証を実施。必要なエッジ環境としてレノボをパートナーに選び、技術的、および実環境での運用ノウハウを検証した。

ソリューション

24時間の連続稼働と性能の安定性を両立し、約0.81Lのコンパクトなサイズながら高性能を発揮するエッジIoT専用端末「ThinkEdge SE30」で、運用管理の手間の削減も目指した。

導入効果

懸念されたカラオケ店舗環境での連続稼働による熱問題も発生せず、ほぼリアルタイムでのデュエットの歌声変換を安定した性能で実現。利用者、店舗からも好評を得て、AI技術と歌声、レノボのエッジIoT端末の組合せにより、音声変換技術の商用利用における新たな可能性を示す重要な一歩となった。

この課題を解決した製品・ソリューション

  • ThinkEdge SE30

    MIL-STD-810H規格もクリアし、超低温や高温の環境下での24時間365日稼働にも対応した5G/LTE対応 IoT端末。

お客様プロフィール

お客様

ヤマハ株式会社

所在地

静岡県浜松市中央区中沢町10番1号

創業

1887年


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ヤマハ株式会社
ヤマハとエイベックス、レノボの協業で実現した歌声変換技術「TransVox®」を用いて企画した
「なりきりマイク®」がカラオケに革新的なユーザー体験を生み出す。

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