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導入事例

株式会社レオパレス21

PC1台から始める、地球温暖化対策。レオパレス21のサステナビリティを革新に導く「レノボ CO2オフセット・サービス」

概要

株式会社レオパレス21は、レノボのモバイルノートPC「ThinkPad X13 Gen 4 AMD」と超小型デスクトップ「ThinkCentre M75q Tiny Gen 2」を導入し、よりモダンで洗練されたユーザーエクスペリエンスを提供するWindows 11への移行を実現しました。

脱炭素化が新たな社会課題であると考える同社は、「レノボ CO₂オフセット・サービス」を利用することで、今回新たに導入したPC約5,600台分のCO₂排出量の埋め合わせを目指すなど、レノボと共にサステナビリティの推進に取り組んでいます。



課題

Windows 11への移行に伴い、既存のPCをリプレースすることになった。入れ替えにあたっては、スペック・操作性・価格・サポート対応などの条件を満たしつつ、付加価値の高いマシンを選定したい。

ソリューション

AMD Ryzen™ PRO 7040 シリーズ モバイル・プロセッサを搭載することで、高い性能とバッテリー稼働時間を両立。さらに「レノボ CO₂オフセット・サービス」により、PCの製造、出荷、使用、廃棄のライフサイクルで生じるCO₂排出量をあらかじめオフセットすることで、サステナビリティの推進を目指した。

導入効果

優れたユーザーエクスペリエンスを提供するWindows 11と、高い機能性を持つレノボのPCにより、従業員の生産性が向上。さらに、少ないコストと簡単な手続きでPC約5,600台分のカーボンオフセットが実現し、サステナビリティの推進が図れた。

導入について

持続可能な未来の実現に向けてサステナビリティを推進するレオパレス21

レオパレス21は、良質かつ均一なクオリティの賃貸住宅約55万戸(2024年3月末時点)を全国に提供・管理する大手不動産会社です。家具・家電付きの賃貸住宅「マンスリーレオパレス」をはじめ、居住者のニーズを的確に捉えたサービスにより新たな社会的価値を創造してきました。近年はスマートフォンで玄関扉の解錠ができるスマートロックを賃貸物件に導入し、ほぼすべての手続きをオンラインで完結できるようにするなど、不動産とITを融合した不動産テックを積極的に推進しています。

同社は、脱炭素化が新たな社会課題であると考え、近年はサステナビリティの推進にも注力しています。2022年9月には「レオパレスグリーンエネルギープロジェクト」を立ち上げ、2023年1月より順次、CO₂排出量実質ゼロのLPガス「レオパレスグリーンLPガス」の提供を開始しました。2024年3月末時点の累計供給量は約47万㎥に達し、その結果、CO₂排出抑制量は約3,000tを超えました。これは、マイバッグの持参などにより、レジ袋の使用機会を約9,800万回削減する効果に相当すると同社は試算しています。その他にも、業務のDX化による使用電力の削減やペーパーレス化などの環境負荷軽減を目指し、バックオフィスにRPA、AI、電子契約、チャットボットといった先進ITツールを導入するなど、社内外の多方面にわたり持続可能な未来に向けた取り組みを行っています。

Windows 10のサポート終了とハイスペックなPCを求める声に対応するため
Windows 11への一斉リプレースを決断

レオパレス21は、2025年10月のWindows 10サポート終了を見据えて、よりモダンで洗練されたユーザーエクスペリエンスを提供するWindows 11に移行するため、端末の刷新を検討していました。当初は一部端末のみのリプレースを検討していましたが、ハイスペックな端末を求める従業員の声が根強いことに加え、端末を一斉に刷新した方が手間もコストも抑えられるとの判断から、端末の一斉リプレースを進めることにしました。

同社はRFPを作成の上、主要PCメーカーの複数製品をスペック・操作性・価格・サポート対応など多面的に評価し、レノボのWindows 11搭載PCの導入を決定しました。経営管理本部 情報システム部 部長の佐藤厚氏は、レノボのサステナビリティ対応が、レオパレス21が目指すサステナビリティの方向性と合致したことも選定理由の1つだったと評価しています。

「レオパレス21は全社を挙げてサステナビリティの推進に取り組んでいます。情報システム部としても何か貢献できることはないかと模索していたところ、レノボからPCの入れ替えを通じて行える“新しいサステナビリティの形”を提案してもらいました。この提案には私自身も気づかされることが多く、環境負荷の軽減や脱炭素化に向けた、情報システム部の意識改革のきっかけになりました」

PCのリプレースにあわせて低コストかつ手軽に脱炭素を推進できる
「レノボ CO₂オフセット・サービス」を採用

レノボ CO₂オフセット・サービスの対象端末には、鮮やかな緑色のCO₂オフセット・ラベルが貼付されている

レノボ CO₂オフセット・サービスの対象端末には、鮮やかな緑色のCO₂オフセット・ラベルが貼付されている

佐藤氏が話す“新しいサステナビリティの形”とは、「レノボ CO₂オフセット・サービス」のことを指します。本サービスは、PC購入時に簡単な手続きをするだけで、PCの生産から出荷、利用そして廃棄まですべてのプロセスにおけるCO₂排出量を最大5年分あらかじめオフセットできるサービスです。PC1台から利用でき、低コストの負担でCO₂排出量の算定、カーボンクレジットの購入、証明書の発行をレノボが代行します。サステナビリティ推進の一環として、2016年からCO₂排出量の算定・削減に取り組んできたレオパレス21にとって、排出量算定と削減が同時に実現できる本サービスは魅力的なものでした。

「IT資産を見直す際に、本サービスを付与するだけで脱炭素に貢献できるのは、私たちにとって魅力的な付加価値でした。レノボ CO₂オフセット・サービスの対象端末には緑色のCO₂オフセット・ラベルが貼られています。PCを開き、このラベルを毎日目にすることで、従業員の脱炭素化に向けた意識が少しでも向上することを期待しました」(佐藤氏)

耐久性に優れた「ThinkPad X13 Gen 4 AMD」と
ワークスペースの有効活用に貢献する超小型デスクトップ「ThinkCentre M75q Tiny Gen 2」を導入

レオパレス21は今回の端末入れ替えで、ノートPC3,800台、デスクトップPC1,800台を導入しました。主に営業担当者向けノートPCとして導入された「ThinkPad X13 Gen 4 AMD」は、下記4つの点が評価されました。

1つめは堅牢性です。ThinkPad X13 Gen 4 AMDはMIL-STD-810H(ミルスペック)の12のメソッド、26のプロシージャーに準拠する他、落下衝撃テストやヒンジ開閉テストなど、200以上の厳しいハードウェア品質テストをクリアしています。2つめは省電力性です。ThinkPad X13 Gen 4 AMDは同社がこれまで使用していたノートPCに比べて、JEITA 2.0ベースでバッテリー駆動時間が約6時間長くなっています。3つめはサポートです。レオパレス21は端末を最低3年間利用することを想定していたため、3年間保証やオンサイト保守など、国内PCメーカー以上のレノボのサポート体制を評価しました。4つめはデザインです。情報システム部 IT資産管理課 マネージャー 齋藤宏美氏は、ThinkPadのデザイン性の高さも評価基準の1つになったと話します。

「ThinkPadの実機に触れた時、“カッコいい!”と強く印象に残りました 。従業員が毎日触れるマシンですから、ThinkPadのデザイン性の高さも重要な評価ポイントになりました」

デスクトップPCには、レノボの超小型デスクトップの「ThinkCentre M75q Tiny Gen 2」が採用されました。一般的なバックオフィス業務用として「ThinkCentre M75q Tiny Gen 2(Ryzen™ 3 PRO 5350GE プロセッサ搭載)」が1,200台、システム開発など高い処理能力が必要とされる業務用として「ThinkCentre M75q Tiny Gen 2(Ryzen™ 7 PRO 5750GE プロセッサ搭載)」が600台導入されています。

ThinkCentre M75q Tiny Gen 2の試験導入を行ったコンタクトセンターでは、製品最大の特長である省スペース性がユーザーに高く評価されました。情報システム部 IT資産管理課 日髙正人氏は、試験導入の様子をこう話します。

「コールセンターでは、限られたデスク上のスペースに、デスクトップPCとディスプレイ2台を並べています。以前は資料の置き場にも困るほどでしたが、ThinkCentre M75q Tiny Gen 2を導入してからはスペースの余裕が生まれています。マウントブラケットを使い、ディスプレイの背面にThinkCentre M75q Tiny Gen 2を設置すれば、スペースをさらに有効活用できると期待しています」

AMD Ryzen™ PRO 7040 シリーズ モバイル・プロセッサを搭載し省電力性とコストパフォーマンスに優れた高性能PCを実現

また、今回導入されたノートPCには、APUとしてAMD Ryzen™ PRO 7040 シリーズ モバイル・プロセッサを搭載しています。レノボは、スペックと価格の条件をクリアするため、高い性能を持ちながら、省電力性とコストパフォーマンスに優れたAMD搭載端末を提案しました。レオパレス21にとって、AMD製APU搭載端末の利用は初めてのことでしたが、これまでと遜色のない快適なPC利用が実現しています。

次期端末の選定は、経営会議の決議を経て決定しました。情報システム部 インフラ管理グループ グループマネージャーの岡田圭介氏は、経営会議での決議をこう振り返ります。

「情報システム部としては、総合評価の高いレノボを次期端末に採用したいと考えていました。あとは経営層の判断を仰ぐだけでしたが、AMD Ryzen™ PRO 7040 シリーズ モバイル・プロセッサ搭載端末にしたことで、経営層にとって関心の高いコスト面の優位性を強く打ち出すことができ、レノボの導入につながりました」

最後に、情報システム部 部長 佐藤氏に、企業としてのレノボに対する評価を伺いました。

「レノボはとにかくスピードが速い。経営会議では経営陣からいろいろな質問を受けましたが、会議後に行った各メーカーに対する追加質問に真っ先に回答してくれたのはレノボでした。こちらとしては意思決定が非常にしやすかったです。サポートやデリバリー、研究開発の面でも、高品質なサービスを提供してくれるものと期待しています」

さらなる進化を遂げたWindows 11と、従業員の生産性向上を支える新たなマシンを手にしたレオパレス21。同社はこれからも、脱炭素化をはじめとする社会課題の解決に挑戦しながら、人と住まいに関わる「新しい価値の創造」に取り組んでいく考えです。

お客様プロフィール

お客様

株式会社レオパレス21

所在地

東京都中野区本町2丁目54-11

設立

1973年8月17日


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