コンサルタントが使うPCは、持ち運びが便利で、長時間のハードな使い方をしても、安定した動作を続ける“タフさ”が必須です。ThinkPadはその要件にフィットしたPCで、社員用のPCをThinkPadで統一することに迷いはありませんでした。
株式会社フォワード 代表取締役社長
加藤 明拓 氏
ビジネスに最適なIT環境の構築をサポートするサイト
導入事例
ツールの域を超えた感覚で使い倒すThinkPad—
電車でも資料づくりに手放せないPCの選び方
「前に向かう意志が明るい未来を切り拓く」──。そんなコーポレートキャッチを掲げ、ブランドマーケティングや組織変革のコンサルティング、さらにはスポーツチームの経営コンサルティングを展開しているのが、株式会社フォワードです。
設立は2013年で、10数名いる社員の平均年齢は20代後半。社齢も、働く社員の年齢も非常に若い会社です。ただ、大手企業やプロスポーツチームを顧客として擁するほか、スポーツ事業の一環として、カンボジアとナイジェリアにプロサッカーチームを保有、「究極的には、メッシ(リオネル・メッシ)越え、バルサ(FCバルセロナ)越えを目指しています」と、同社の創設者で代表取締役社長の加藤明拓氏は笑みを浮かべます。
加藤氏は、組織・人事系のコンサルティングファーム、株式会社リンクアンドモチベーションで組織変革のコンサルティング業務に従事し、のちにスポーツコンサルティング事業やブランドマネジメント事業を立ち上げ、その責任者として活躍してきた人です。大手企業のブランド戦略/マーケティング戦略の策定支援、戦略の社内への浸透、戦略に基づく業務プロセス構築で多くの実績を有し、スポーツコンサルティングの領域でも、Jリーグ、プロ野球、ラグビー、バレーボール、バスケットボールなどを中心に、十数チームに対して、選手のモチベーションマネジメントやチーム運営支援、新規事業立ち上げ支援を展開、フォワードの創設へと至っています。
「ビジネス環境が目まぐるしく変化する現在、新市場の開拓やマーケティング/営業スタイルの変革に乗り出そうする企業が増えています。ただ、経営側が変革のシナリオを描いても、現場の組織がそれに前向きに取り組もうとしなければ、戦略は回っていきません。ですから、戦略を立てるだけではなく、戦略に対する経営と現場の意志や意識、タイム感などのズレを解消し、変革遂行のモチベーションの醸成や組織作り・制度作り、プロセス作りをしっかりと行うことが大切です。我々が、戦略立案の支援のみならず、組織変革・プロセス変革のコンサルティングを展開しているのはそのためで、そこに当社の特色と強みがあると言えます」(加藤氏)。
そんな同社の社員・役員は、全員がノートPCを日常的に活用し、仕事をこなしています。
「当社の社員は、大多数がコンサルタント/営業担当者です。彼らは、顧客先に出向くことが多く、また、お客様向けの提案書や資料作りで、かなり“ヘビー”にPCを使い続けます。ですから、会社で使うPCの性能や頑丈さに難があるのは論外で、プレゼンテーションソフトやワープロソフト、表計算ソフトを複数立ち上げて作業を進めても、安定して動き続けてくれることがとても大切です」(加藤氏)。
この考え方に沿って、加藤氏がフォワードの創設以来、社員・役員用のPCとして導入してきたのがレノボの「ThinkPad」です。
「前の職場でもThinkPadを使っており、性能が良くタフなPCという印象を強く持っていました。ですから、フォワードを立ち上げたときも、社員・役員用のPCはThinkPadで統一しようと迷わず決めたのです」(加藤氏)。
もっとも、加藤氏がレノボ製品以外の選択肢を一切考えなかったわけではありません。その点について、同氏はこう明かします。
「フォワードを設立して間もないころ、インターン学生用にThinkPadより安価なPCを調達しようと思い、安売りの国産PCを数台まとめて購入したことがあります。ただ、それが大失敗。それらのPCは性能がすこぶる悪く、まったく使いモノになりませんでした。パワーポイントなどのアプリケーションを複数立ち上げて動かそうとすると、すぐにハングアップ。本当に後悔しています」
この出来事から、同氏は、ThinkPadの優秀さを再確認するとともに、ThinkPad以外のPCは導入しないという意志を改めて固めたようです。
こうしてフォワードでは、インターン学生を含む全従業員・役員が12.5インチ型の「ThinkPad X200シリーズ」を活用するようになり、コンサルタント/営業担当者は、外出時にもThinkPadを携帯し、移動中や出先でのモバイルワークを実践しています。
「これまでのところ、すべての社員・役員が、ThinkPadの性能に満足しているようです。実際、ThinkPadに対する不満は一切聞こえてきませんし、深刻なトラブルが発生したケースもほとんどなく、他機種を使いたいという要望が出たこともありません。逆に、ThinkPadのトラックポイントが使いやすく、マウスを使うより作業が手早く進められ、移動中のような隙間時間にも仕事ができて便利といった声が挙がっています」と、フォワードの執行役員を務めている岡田拓也氏は指摘し、こうも続けます。
「弊社では携帯性を重視して、画面サイズがやや小さ目のThinkPad X200シリーズを採用していますが、大多数の社員が、社内では外部ディスプレイにThinkPadを接続して使っているので、画面の狭さが問題になることはありません。また、若手の社員の中には、12.5インチのディスプレイで十分として、外部ディスプレイを使っていない者もいるほどです」
フォワードには情報システム専任の担当者は存在せず、ThinkPadの調達と運用管理は、総務系の担当者が、他業務と兼務しながら一手に担っています。PC調達のスタイルは、社内からPC導入の要望が出たタイミングで、その都度、レノボの直販サイトで製品を購入するというものです。
「導入するThinkPadの機種は決まっていますが、社員たちから、スペックについて具体的な要望が出ることはまずありません。ですから、PC調達の要望が出るたびに、担当者が予算との兼ね合いを見計らいながら、適切な構成のThinkPadを選び、調達するといったスタイルを取っています」(岡田氏)。
こうしたPC調達・運用管理の業務──言い換えれば、他業務兼務の「一人情シス」の仕事を、レノボが全面的にサポートしています。
レノボでは、フォワードがこれまで導入してきたThinkPadの機種・スペックの履歴を一元的に管理しており、それに基づきながら、製品購入の新たな要求があるたびに、フォワードにとって最適な構成のThinkPadを推奨、調達の業務負担を大きく軽減させています。もちろん、ThinkPadの不調が発生した場合にも、レノボのサポートチームがフォワードの担当者を手厚く補佐します。そのため、他業務兼務の一人情シスでも、万が一のトラブル発生にしっかりと対応・対処できているのです。
「私は、仕事で使うPCとしてレノボ製品以外の選択肢を考えたことがほとんどなく、その必要もないと思っています。ThinkPadは、仕事の道具として当たり前のように機能してくれていますし、コストパフォーマンスが悪いと感じたことも特にありません。トラブルがあまりにも少ないので、会社のPCがThinkPadであることすら忘れてしまうほどです。今後も、社内の標準機としてThinkPadを使い続けていくつもりです」(加藤氏)。
コンサルタントが使うPCは、持ち運びが便利で、長時間のハードな使い方をしても、安定した動作を続ける“タフさ”が必須です。ThinkPadはその要件にフィットしたPCで、社員用のPCをThinkPadで統一することに迷いはありませんでした。
株式会社フォワード 代表取締役社長
加藤 明拓 氏
他のPCの導入を望む声は皆無と言っていいほどありません。トラブルも非常に少ないので、皆が、業務でThinkpadを使うことが当たり前になっています。
株式会社フォワード コンサルティング事業部 執行役員
岡田 拓也 氏