導入事例
東急テクノシステム株式会社
成功のカギは長時間安定稼働
業界初「鉄道員向けVRシミュレータ」に採用されたワークステーション
- 業種 製造
- キーワード 省スペース , VR
- 製品カテゴリー ワークステーション
- 企業規模 中小企業のお客様(11〜999名)
概要
鉄道やバスの故障修理や乗員向け訓練シミュレータの開発などを手掛ける東急テクノシステムは、VR(Virtual Reality:仮想現実)技術を活用した業界初の鉄道員訓練シミュレータを開発・提供しています。従来の訓練シミュレータは大型で導入・設置・運用に手間やコストがかかることが課題でした。VR技術を用いたシミュレータは「省スペース」「臨場感」が特徴で、通常のオフィスの会議室に設置したり、必要に応じて移動させたりが容易に行えるという優位性があります。
このシミュレータの基盤として採用されているのが、レノボの高性能ワークステーション インテル® Xeon® プロセッサー E5-2600 v4ファミリー搭載の「ThinkStation P710/P510」です。高負荷に耐える優れた処理性能と信頼性が、革新的な訓練シミュレータによる鉄道従事員のスキルアップをサポートしています。
課題
従来の訓練シミュレータは、車体や運転台のモックアップ機器が大きく重く、設置場所に制約があった。そのため、鉄道会社の人員がシミュレータを用いた訓練を受ける際には、勤務場所とはまた別の訓練施設に出向かなければならない場合が多く、人員に対する日常的な訓練を施すのは困難だった。また、シミュレーション映像については、運転台周辺にディスプレイを設置してそれを覗くかたちになるため、実際の運行状況との違いがあり、シミュレータと実業務との感覚的なギャップを訓練段階でいかに埋めるかが課題だった。
ソリューション
ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を活用したVRシミュレータシステムを開発。安定稼働が求められるシステム基盤として、VR対応推奨のレノボの高性能ワークステーション「ThinkStation P710/P510」を採用。
導入効果
鉄道訓練シミュレータの省スペース化と導入コストのドラスティックな低減、そして臨場感のある訓練を実現。ハードウェアの信頼性から、機器の故障や、映像配信の停止といったトラブルもなく、長時間にわたる訓練を、さまざまな場所で日常的かつ安定して実施することが可能に。
この課題を解決した製品・ソリューション
お客様プロフィール
お客様 |
東急テクノシステム株式会社 |
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所在地 |
神奈川県川崎市中原区今井上町11-21 |
設立 |
1940年3月20日 |
資本金 |
480百万円 |
従業員数 |
509名(2016年3月31日現在) |
事業内容 |
鉄道車輛及び自動車車体とそれに付属する機器の修理・再生、電子技術機器の製作、鉄道用品販売、鉄道電気(電車線・信号・駅設備・変電・通信)工事、建築物電気設備工事 |
URL |